馴れることへの恐怖 in カオサン

私、結構綺麗好きなんです。

子供の頃は間接チューさえ不潔だと思ってたし、

誰に頼まれるでもなく
オフィスに落ちてるゴミは拾うし、
トイレとか流しを掃除するし(目に余る時は居酒屋とかでもやる)、
休日出勤した日はデスク巡りして皆のゴミを回収してたけど、

まさか自分がトイレでシャワーを浴びる日が来ようとは思ってもみなかったです。


慣れというのは恐ろしい、
人間段々と要求水準が下がるもので、

東芝の給湯器のおかげでお湯が出ているだけ幸せだと思えました。


ところで、私が勝手に美化委員をしていた前の会社の社長からメールが来て、

自惚れを承知で言えば、
間接的に「戻ってこないか」という誘いだったと、私はそう受け止めました。


アジアのマーケットを体感して来ようと思って飛び出してきたけど、

未来の「弊社」が果たしてアジアで成功するかといえば、
正直難しい気がしてきて、

コッチで働くことを思っても
暑い臭い汚いお腹壊す日焼けする、

前の会社でシンガポールの投資家相手にしている方が良かったんじゃないかと思ったりもします。


頭でっかちで数多ネガティヴな可能性を想定してしまうのが私の悪いところで、
「とにかく一度、どこでも良いから落ち着きなさい」
とおじさん達に諭されてきたけど、

ただ一つ、自分の持てる最大限の頭を使って、
自分の現状を正当化することにエネルギーを費やす、
そのうちに自分の現状に慣れて何も感じなくなる、
そういう風にはなりたくないな、とは思っている。


あーもう、
終わったことは終わったことって思えないのは本当に良くない。


カオサンの喧騒の中で脳内も雑然としとるよ。